現在、世界最多であるキリスト教信徒は約24億人、世界総人口の約32%を占めると推定されています。悲しみや苦難にある人々が、慰めや救いを求めた『新約聖書』の中から、キリスト教の人間観が感じられる特徴的な言葉をいくつかピックアップしてみようと思います。
・「悲しんでいる人たちは、さいわいである、彼らは慰められるであろう」。
・「すべて重荷を負うて苦労している者は、わたし(神)のもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう」。
・「ほむべきかな、わたしたちの主イエス・キリストの父なる神、あわれみ深き父、慰めに満ちたる神。神は、いかなる患難の中にいる時でもわたしたちを慰めて下さり、また、わたしたち自身も、神に慰めていただくその慰めをもって、あらゆる患難の中にある人々を慰めることができるようにして下さるのである。それは、キリストの苦難がわたしたちに満ちあふれているように、わたしたちの受ける慰めもまた、キリストによって満ちあふれているからである」。
・「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ。』これが一番大切ないましめである。第二に『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ。』である。
・「天の父は、悪い者の上にも良い者の上にも、太陽をのぼらせ、正しい者にも正しくない者にも、雨を降らして下さるからである」「あなたがたの父なる神が慈悲深いように、あなたがたも慈悲深い者となれ」。
・「主(神)はわたし(羊)の牧者であって、わたしには乏しいことがない。主はわたしを緑の牧場に伏せさせ、いこいのみぎわに伴われる。主はわたしの魂をいきかえらせ、み名のためにわたしを正しい道に導かれる。たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、わざわいを恐れません。あなたがわたしと共におられるからです」。
・「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈りと願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい」。
・聖書は、「すべて彼(神)を信じる者は、失望に終ることがない」と言っている。ユダヤ人とギリシヤ人との差別はない。同一の主が万民の主であって、彼を呼び求めるすべての人を豊かに恵んで下さるからである。なぜなら、「主の御名を呼び求める者は、すべて救われる」とあるからである。
・「たとい千人はあなたのかたわらに倒れ、万人はあなたの右に倒れても、その災はあなたに近づくことはない。あなたはただ、その目をもって見、悪しき者の報いを見るだけである。あなたは主を避け所とし、いと高き者をすまいとしたので、災はあなたに臨まず、悩みはあなたの天幕に近づくことはない」。
・「彼はわたし(神)を愛して離れないゆえに、わたしは彼を助けよう。彼はわが名を知るゆえに、わたしは彼を守る。彼がわたしを呼ぶとき、わたしは彼に答える。わたしは彼の悩みのときに、共にいて、彼を救い、彼に光栄を与えよう。わたしは長寿をもって彼を満ち足らせ、わが救いを彼に示すであろう」。
やまとこたろう
ランキングに参加しています。よかったらクリックお願いします。
↓ ↓
コメント
コメントを投稿